曲目
1. リフレイン
2. 恋人になりたい
3. ロンリー・ガールを抱きしめて
4. 雨
5. シー・ユー・アゲイン
6. 祈り
7. ラジカル・ティーンエイジャー
8. ジェネレーションダイナマイト
9. ロンサム・シティ
10. 無言劇
11. メリーアン
12. 誓いの明日
13. 夢よ急げ
これまでのアルフィーの活動を総括したような内容のアルバム
このPAGE ONEというアルバムは、1曲目のインストゥルメンタルナンバーのREFRAINを除けば、このアルバムの為に書き下ろしたという曲はありません。
ですから、オリジナルアルバムという位置付けではないのですが、シングルで発売されたナンバーが並んでいるという訳でもないので、一般的なベストアルバムという感じでもありません。
ですが、収録曲のセレクトがとても良く、アルフィーを初めて聞くという人の入門編としてはとっても優れた内容になっています。
オープニングはアコースティックギターサウンドの静かなインストゥルメンタルで始まります。
そして2曲目は、1980年にシングルで発売された坂崎氏がボーカルをとるポップなナンバーの「恋人になりたい」ですが、このアルバムの為に新しく録音していて、シングルバージョンよりもスピード感のある仕上がりになっています。
3曲目のロンリー・ガールを抱きしめても、恋人になりたいと同じく録音し直していて、オリジナルバージョンよりもテンポがアップしています。
4曲目は、ファーストアルバム「TIME AND TIDE」の1曲目に入っている雨というナンバーで、高見沢氏が歌うとってもしっとりとした曲です。
5曲目の「See You Again」は、当時からライブでは定番の人気ナンバーです。
6曲目の「祈り」と7曲目のラジカル・ティーンエイジャーは、それぞれシングルのB面に収録されているのですが、どちらの曲もとても人気が高く、ライブでもよく演奏されます。
8曲目の「ジェネレーション・ダイナマイト」と13曲目の「夢よ急げ」は、このアルバムが発売された1983年に行われた初の武道館ライブからのテイクで、ライブならではのスピード感と現在の桜井氏には無いような、荒削りな歌い方がとってもカッコいいテイクです。
また、初のシングルヒットとなったメリーアンやフォーク時代の名曲とされる無言劇なども収録されています。
このPAGE ONEは、当時のアルフィーの魅力をバラエティに詰め込んだ聞き応えのあるアルバムと言えるでしょう。