 |
曲目
1. 夢よ急げ
2. ロックンロール・ナイトショー
3. 別れの律動(リズム)
4. エンジェル
5. A.D.1999
6. 愛は想い出の中に
7. 君にしびれて
8. 君はパラダイス
9. 真夜中のロマンス
10. 不思議な関係
11. オーヴァー・ドライヴ
ブレイク寸前の熱気がビシビシ伝わってくるアルバム
アルフィーがシングル「メリーアン」でブレイクする１９８３年の初めに発売されたアルバムです。
アルバムのタイトルは、何とグループ名である「ALFEE」
グループ名をアルバムのタイトルに持ってくるのは、デビューアルバムの場合がほとんどなのですが、アルフィーは何故か、再デビューしてから５枚目のアルバムのタイトルに自らのグループ名を付けました。
これは、フォークグループではなく、ロックバンド「ＡＬＦＥＥ」としての、新たなスタートにスタートしたいとい決意の現れだったのではないでしょうか。
そんなアルバムの１曲目に入っている曲が「夢よ急げ」です。
アルフィーファンなら知らない人はいないというくらい、ライブでは定番中の定番ナンバーです。
ノリのいいポップセンスにあふれたロックナンバーで、ロックバンドアルフィーのスタートにふさわしい曲と言えるでしょう。
この夢よ急げは、アルフィーがブレイクしてから音楽番組に出演する時にも良く演奏され、アルフィーが毎年のように担当している大阪国際女子マラソンのイメージソングに始めて使われたのもこの曲です。
２曲目のロックンロール・ナイトショーもストレートでブギーなロックナンバーです。
メロディーや歌詞、アレンジにいたるまで勢いに任せて作ったという感じがビシビシと伝わってくるノリノリのナンバーになっています。
３曲目の「別れの律動」は、シングルとして発売されている曲で、高見沢さんのしっとりと歌うボーカルがとっても魅力的なナンバーに仕上がっています。
５曲目の「A.D.1999」は、ディープパープルを思わせるようなギターのリフが印象的なロックナンバーで、夢よ急げと同じく、このアルバムの核となるナンバーと言えるでしょう。
そして、このアルバムで聞き逃せない名曲の１つが、８曲目の「君はパラダイス」です。
現在のアルフィーでは想像できないような、とってもくだけた曲でとってもはっちゃけた仕上がりになっています、必聴の１曲と言えるでしょう。
この「ALFEE」というアルバムは、ロックアルバムとして聴くと少し物足りない感じがするかもしれませんが、ブレイク寸前の勢いが伝わってくる聴き応えのあるアルバムと言えるでしょう。
