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曲目
1. MEET THE ALFEE
2. ロンリー・ガールを抱きしめて
3. 気分はロックン・ロール
4. 回想
5. SAVED BY THE LOVE SONG
6. CATCH THE WIND
7. Feeling Love
8. さすらい酒
9. 水曜の朝午前3時
10. 踊り子のように
11. 挽歌
12. MIDNIGHT BOXER
前作までと違ってバラエティ豊かなサウンドを展開しているアルバム
前作までのアルバムは完全なフォークソングのアルバムでしたが、この作品からフォークソングという枠にとらわれないサウンドを展開しています。
このアルバムはＡ面とＢ面で内容がはっきり分かれれているというユニークなアルバムで、5曲目までのＡ面はキーボードやエエレキギターをフィーチャーしたポップなサウンド曲が並び、６曲目からのＢ面はスタジオにお客を集めての録音とライブという内容になっています。
１曲目の「MEET THE ALFEE」は、ディスコ風のファンキーなサウンドになっていて、２曲目の「ロンリー・ガールを抱きしめて」は、どことなくビートルズサウンドをイメージさせるようなとてもポップな曲になっています。
この出だしの１曲目と２曲目で、それまでのフォーク路線とは明らかに違うという事を宣言しています。
そして、このアルバムの中で特に人気が高いのが、Ａ面のラストを飾る５曲目の「SAVED BY THE LOVE SONG」です。
この曲はライヴハウス時代から演奏されていた楽曲で、組曲のような展開をするとってもドラマティックなナンバーで、ミュージシャンとして何とか成功したいという気持ちがストレートに伝わってきます。
Ｂ面は３人だけのスタジオライブを収録した内容なので演奏がとってもシンプルです。
ですから、その分３人のコーラスワークをじっくり聞く事が出来ます。
また、途中には坂崎さんのトークも収録されていて、当時のアルフィーのライブの雰囲気がよく出ています。
８曲目に収録されている「さすらい酒」という曲は、なんと演歌調の曲で、桜井さんの渋い声がなんともいい雰囲気を出しています。
１１曲目の「挽歌」は、どことなくアリスを連想させるような、ノリのいいフォークソングに仕上がっています。
個人的に好きな曲は９曲目の「水曜の朝午前3時」という曲で、スリーフィンガーにのせた軽快なメロディーが、とっても爽やかな曲です。
地道にライブ活動を続けて、少しずつファンを増やしていた当時のアルフィーの熱気を感じる事が出来るこのアルバムは、アルフィーファンなら聞いて損はない作品と言えるでしょう。
