メディア掲載レビューほか
87年の作品。季節感を大切にした、アルフィーの中ではめずらしい(?)アルバム。
アレンジもうまくこなし、重厚な音がさすがといった感じ。「クリスティーナ」はミュージシャンにしては珍しくアルフィー唯一のクリスマスソング。ファンにはうれしい一枚だ。 (C)RS
曲目
1. Far Away
2. Girl
3. Stand Up,Baby-愛こそすべて-
4. 黄昏に瞳を閉じて
5. 聖夜-二人のSilent Night-
6. 1月の雨を忘れない
7. It’s Alright
8. クリスティーナ
9. My Truth
10. 終わりなきメッセージ
今までとは違うポップな曲が並ぶバラエティ豊かな内容のアルバム
骨太なロックナンバーが並ぶ前作のAGESから約1年後に発売されたこのアルバムは、前作とはがらりと違うキーボードが主体の音作りのナンバーが並ぶとってもポップな内容のアルバムです。
1曲目の「Far Away」は高見沢さんがボーカルをとるバラードで、幻想的なサウンドとシンプルなメロディが心に残るナンバーです。
2曲目の「Girl」は、坂崎さんがボーカルをとるミディアムテンポのロックナンバーで、ポップでオシャレな感じに仕上がっています。
3曲目の「Stand Up,Baby-愛こそすべて」は、高見沢さんがボーカルの疾走感あふれるポップなナンバーです。この曲はエレキギターの音が一切入ってなく、コンサートでは高見沢さんがハンドマイクで走り回りながら歌います。
縦ノリでキャッチーなメロディーのこの曲は、コンサートでも定番のナンバーで、ライブではとても盛り上がります。
3曲目の「黄昏に瞳を閉じて」は、桜井さんが歌うミディアムテンポのナンバーで、サビの部分の美しいハモリがとても印象的なナンバーです。
5曲目の「聖夜-二人のSilent Night-」は、そのタイトル通りクリスマスソングで、クリスマスらしいとても華やかなアレンジに仕上がっています。
この曲は、長年恒例となっているクリスマスイブの武道館ライブでは必ず演奏されています。
6曲目の「1月の雨を忘れない」は、桜井さんが歌うミディアムテンポのバラードソングで、エレキとアコースティックのサウンドが絡み合うアルフィーならではの楽曲に仕上がっています。
この曲は、その楽曲の完成度の0高さから後にシングルカットされました。
8曲目の「It’s Alright」は、桜井さんが歌うミディアムテンポのナンバーで、LPには収録されていなくて、CD版のみ収録されています。
8曲目の「クリスティーナ」は、とんねるずに提供した楽曲のセルフカバーで、疾走感のあるロックナンバーになっています。
9曲目の「My Truth」は、坂崎さんが歌うとてもメロディアスなナンバーで、シングルとしてもヒットした珠玉の名曲です。
10曲目の「終わりなきメッセージ」は、高見沢さんが歌う骨太なメッセージソングです。
サビの部分がとても印象的で、ライブでは会場が一体となって盛り上がります。この終わりなきメッセージは、数あるアルフィーの楽曲の中でも、特に人気の高いナンバーでライブの定番曲の1つとなっています。
このUK ブレックファストは、ポップで印象的なナンバーが並ぶ名盤で、ファンの人なら手元に置いておきたい1枚と言えるでしょう。