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曲目
1. 青春の記憶
2. 真夏の夢
3. 心の扉
4. 危険なリンゴ
5. 一年目の春
6. 卒業
7. 夏しぐれ
8. ロマンス・レイン
9. ひとかけらの純情
10. 水いらずの午後
11. 白いハイウェイ
12. ウエイト・アローン
このアルバムはアルフィーのデビューしたての頃の音源を聴く事が出来る作品です。もともとは「青春の記憶」というアルバムタイトルだったのですが、アルフィーのブレイクを受けて８４年に「GREENHORN」とタイトルを変えて再発売されました。
もしアルフィーがブレイクしなかったら、きっと再発売される事もなくお蔵入りになっていたであろう作品です。
一般的にアルフィーのデビューシングルは「ラブレター」で、ファーストアルバムは「TIME AND TIDE」という事になっていますが、このアルバムに収録されている曲は「TIME AND TIDE」が発売される４年も前に、発表されていた曲です。
このアルバムが発売された時のアルフィーというのはアイドルフォークグループという位置付けだったので、曲も自分達が作った物ではなく、他人に作ったもらった曲を歌っています。
アルバムに収録されているクレジットを見てみると、作詞が松本隆、作曲が筒美京平という日本を代表する作詞家と作曲家のコンビで作られた曲がほとんどです。
ですから楽曲自体のクオリティーは意外に高く、聴きごたえのあるアルバムと言えます。
また、アルバムには「卒業」と「ロマンス・レイン」という２曲の高見沢氏が作詞作曲した曲もあり、後に開花する才能の片鱗を覗かせています。
このアルバムに収録されている曲はライブではほとんど演奏される事がありませんが、アイドル時代のデビューシングルの「夏しぐれ」は、ライブでも時々演奏される事があるそうです。
自分達の作った曲ではないし、路線も違うので、このアルバムがアルフィーの原点だとは、なかなか言いにくい作品である事は確かですが、アルフィーが好きなら聴いてみて損はしないアルバムであることは間違いありません。
